「水と大豆」について

ゆば甚では、ゆばの製造には昔から使っていた井戸水を使用いています。ここ、但馬地方は昔から「但馬に行くときゃー、弁当忘れても傘わすれるな」と言われてる程、 雨の多いところですから、水も豊かです。

  ここでは分かり易いように「豆腐」に例えてみましょう。豆腐も使う水によって製品の味も大きく左右されます。都会に行った時や、 また大手のスーパーも田舎にも出店して来ていますので、そこで売ってる都会の「豆腐」を買って食べてみると、昔ながらの豆腐の味が全く感じられません。 田舎で生まれ、田舎で育ち、田舎に暮らしてる者には全く味の無い豆腐です。地元の豆腐屋さんの作ってる豆腐には、子供の頃から食べてた豆腐の味、豆の味がします。 使ってる大豆はそんなに違わない筈で、むしろ都会の方が高い大豆を使ってることもあります。田舎の豆腐屋さんは普通の大豆を使っています。(これは豆屋さんから聞いた話) 弊店の近くに、お婆さんが昔ながらの石臼で豆を挽き、手作りで作ってる豆腐がありますが、これは本当に美味いです。豆は普通の大豆です。手作りということもありますが、 やはり水も大きく関係すると思います。

  ゆば甚では、水は井戸水を使って製造しています。(井戸そのものはポンプで汲み上げ口は埋めてしまったので上からは見えませんが。)又、使用大豆は、国産大豆を100%使用し、遺伝子組み換ええ大豆は使用していません。

  ある人の話ですが、「都会の湯葉屋で買った「生ゆば」は全く味気の無いものだったが、ゆば甚の「生ゆば」は味があり、豆の味がする」 と言って頂きました。 今、大都市には「湯葉と豆腐料理」のチエーン店が有り、実際そこにも食べ行きましたが、料理は美味しいです。しかし湯葉その物について言えば「味が無い」と言うのが感想でした。

大豆の栄養素

■健康食品として知られる大豆
植物性タンパク質の代表、大豆には100g中35.3gとタンパク質が豊富に含まれています。しかもタンパク質を構成するアミノ酸のうち、 人間が体内で作ることが出来ず、植物から取らなければならない必須アミノ酸の量も肉類にひけをとりません。 さらに大豆の脂肪には、リノール酸が多く含まれています。他にはレシチン、コリン、サポニン、カルシウム、マグネシウム、鉄分といったミネラル類が含まれています。

■イソフラボン
最近になって、これまであまり知られていなかった食品中の微量成分のはたらきが明らかになってきています。大豆からも、レシチン、 コリン、サポニンなどの成分が次々発見されており、最近注目されているのがイソフラボンです。大豆イソフラボンは、大豆の胚軸に多く含まれ、女性ホルモンと似た構造をしています。

■コリン
細胞膜を形成する脂質のひとつであるレシチンを構成する栄養素。アミノアルコールの1種。ビタミンB複合体の1つに分類されることもある。糖質と脂質の代謝に補酵素として働く水溶性ビタミンの1つ。アミノ酸から作られているので、タンパク質の摂取が少ないと不足することもあります。

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潮出版社の月刊『パンプキン』2000年10月号、「もっと知りたい!大豆の元気パワー」の「大豆のおいしい加工品全国取り寄せ情報」P31 でゆば甚の生ゆばを紹介していただきました。

ゆばの栄養成分表

「四訂 日本食品標準成分表」より

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