松露饅頭(36個入り)
板で一つ一つ丹念に焼き上げる丸い松露饅頭は唐津を代表する饅頭です。
松露饅頭の由来
佐賀県の唐津。大陸の文化と日本を結ぶ交易の門戸として栄えた港町。豊臣秀吉が、朝鮮出兵(文禄の役)後、高麗から陶器と一緒に渡ってきた文化の中に焼饅頭がありました。 その後、江戸後期になり当家の先祖、阿わび屋惣兵衛が焼饅頭に創意工夫をこらし、時の藩主小笠原侯に献上したところ、当地の虹の松原(日本三大松原のひとつ)に、四、五月頃、松の根元の砂から自生する、球状の松露(キノコの一種)のコロコロとつぶらな姿に似ていることから「松露饅頭」とつけられました。 手焼きならではの風雅な趣きと心なごむまろやかな味わいが、昔も今も喜ばれております。
唐津を代表するおみやげ
焼き饅頭は、各家庭で伝承されてきましたが、蒸し饅頭や牡丹餅などと比べると難しく次第にすたれていったようです。初代 惣兵衛の妻カツ子が、松露饅頭つくりを内職として始めたが、すぐに評判をとり本業としました。 西暦1850年頃から購買力が上がり、砂糖が流通し、お菓子というものが広まっていきました。 銅板で一つ一つ丹念に焼き上げる丸い松露饅頭は唐津を代表する饅頭です。あっさりした味のこしあんを薄いカステラ生地に包んで焼き上げています。この「手作りのおいしさ」をぜひご堪能ください。
「大原松露饅頭」ができるまで
味わいの秘けつは、一貫して人の手にゆだねられる丁寧な工程にあります。 創業当時から変わらない製法で一つ一つ焼き上げます。
精選した小豆を使用
北海道産の小豆を使ったきめこまやかな良質のこしあんを、丁寧に一口サイズに丸めて参ります。
ひとつひとつ手焼き
放し飼いされている地鶏の卵、小麦粉、砂糖から作ったカステラ生地を型にいれ、こしあんを入れていきます。
ななめに傾ける
職人の長年の経験よりすばやく焼き具合を見極めななめに傾ける
生地を足す
傾けた箇所にすばやく、生地を足していきます。私たちが手しごとにこだわるのは、この作業がとても繊細さを必要とするため、機械にまかせることができないからです。
ていねいに焼き上げる
こしあん全体に生地をまとわせて、ていねいに全体を焼き上げていきます。
毎日各店舗に発送
製造より6日間が賞味期限の為、毎日各店舗に配達・発送し、お客様のお手元にお届けします。
今日も皆様のもとへ
職人が真心込め、創業当初より変わらない一つずつ手焼きにこだわり出来た松露饅頭は箱詰めされ、お客様に元にお届けします。箱には毎年11月2・3・4日に執り行われます唐津の神事“唐津くんち”が、包装紙には松露饅頭に由来なった球状の松露が描かれております。唐津のお土産に長年愛され、今日も一つ一つ焼いております。
賞味期限
製造より6日間