金沢と餅・生菓子
金沢と餅・生菓子
金沢の菓子店では、市民の暮らしの中で、昔からの伝統を受け継ぎつつ、人生の四季の節目ごとの菓子を製造しております。
五色生菓子
金沢の祝い事に欠かせぬものが五色生菓子です。
徳川二代将軍秀忠の娘 珠姫の興しいれの際に作られた伝統の銘菓「日・月・山・海・里」と言う金沢の豊かな自然を、五つの生菓子に表現したものです。
ころころ餅
安産の願いを込めて
九ヶ月目に入りお産が近づくと、ころころと安産でありますとようにと可愛い卵形のお餅を近しい方に配ります。昔はその形で生まれてくるのが男のか女の子かを占ったりしました。
氷室万頭
金沢では毎月七月一日に氷室万頭を食べる風習があります。
菱餅
女子は三月三日の桃の節句に雛人形を飾ってお祝いします。女の子が生まれると、紅・白・緑の菱餅を嫁の実家より婚家先に贈る習わしがあります。
かしわ餅・まき
五月五日の端午の節句は男児のお祝いで、鯉のぼりや鎧・兜を飾り、まきだんご・かしわ餅などで子どもの無事な成長を祈ります。柏は落葉樹ですが、冬になっても葉が必ず一枚残り、春新芽が出るのを見届けてから落ちるとか・・・
かしわ餅は男児の成長と跡継ぎを望む思いを託したものといわれています。